こんにちは、keigolianです。
僕はDi2のコンポを約2年間、距離で言うと6000km以上使用しています。
R8100シリーズと、R8050シリーズの両方を使っており、現在も自転車2台体制で使用中です。

Di2ってそんなに必要ですか?機械式(ワイヤー引き)で十分だと思うんですけど、何がそんなに良いんでしょうか?

Di2搭載の自転車を購入しました!
メンテナンスとか洗車時の注意点はありますか?
今回はそんな疑問にお答えする記事になっています。
☑ この記事の内容
・ 機械式との比較 Di2をおすすめする理由
・ メンテナンス、洗車は超絶簡単
・ Di2と組み合わせて使いたい〇〇〇〇
新型Di2の特徴
☑ 新型Di2の特徴
・ 12速化
・ セミワイヤレス化
・ 変速速度向上
今回の新型でアップグレードされた特徴としては、この3点が挙げられます。
12速化のメリットや恩恵
選択できるギア比が増える事が大きなメリットと言えます。
向かい風、上り坂など、負荷が掛かった場合は特に、選択可能なギア比が増えることで快適に走ることが出来ます。
一見、不要と感じますが、ロングライドやヒルクライムなど負荷のかかる遊び方をされるのであれば12速はあって越したことはありません。
セミワイヤレス化とは
R8100、R9200シリーズから搭載されたセミワイヤレスシステムについて簡単にお伝えしましょう。
☑ セミワイヤレスシステム
・ リアディレイラーにジャンクション(各コンポとの無線接続ポイント)が搭載された
・ さらに、シフトレバー(STIレバー)には配線が無くなった
今までは、バッテリーに各コンポ(STIレバー、リアディレイラー、フロントディレイラー)が配線で接続されていました。
セミワイヤレス化は、リアディレイラーに搭載された無線機能で「STIレバー」と接続されることになったため、「STIレバー」から出る配線を無くすことに成功しました。
配線が無くなったため、整備のしやすさと軽量化を向上させています。
変速スピードの向上
ボタンを押したときのレスポンスと、ディレイラーの動くスピードが向上しています。
シマノ専用アプリでスピードの調整も可能となっていて、自分のライディングスタイルにあった設定も可能です。
変速スピードはもちろん、精度も高いので、機械式では味わえないシフティングのスムーズさを実感できると思います。
Di2を勧める理由
機械式との相違点、Di2だからこそのメリットがあります。
Di2を勧める理由は以下です。
変速が狂うことがほぼ無い
コンピューターでディレイラーの振れ幅を制御しているので、機械式と異なり狂うことがありません。
実質メンテナンス不要と言えます。
機械式だとワイヤー交換や、変速調整のため、ショップでの修理を頼むとおよそ1万円くらい出費があると思われます。
これを1年に1回、もしくは半年に1回行っていると大変な出費になってきますので、Di2の出費とほぼ変わらなくなるのではないでしょうか。
軽い力で変速が出来る
ボタンをクリックするだけで変速が出来るので、指や腕に力を入れなくて済みます。
マウスのクリックと同じ感覚なので、ロングライドで疲れているときや、ヒルクライムで一秒を争っているときなどは、煩わしさが無く非常に快適です。
女性ライダーにとっても非常に役立つコンポーネントと言っても過言ではないでしょう。
アプリとの連動でメンテナンスが容易
シマノが出している「E-TUBE」というアプリがあります。
このアプリと繋ぐことで、全ての設定がアプリで出来るようになっています。
ボタンの配置変更や、変速スピード、振れ幅の調整等。
自分のライディングスタイルにあった設定が可能なので、非常に使い易くカスタムすることが出来ます。
洗車時の注意点
防水仕様なので、走行時や洗車時は基本的に気にせず濡らすことは出来ます。しかし、注意点はしっかりあるので、洗車は以下を確認してから行うようにしましょう。
☑ 洗車の前に確認すること
・E-TUBEポートの接続端子をぬらさない
・高圧洗車は禁止
・使用していないポートにはダミープラグを差し込む
・水中に浸さない
SHIMANO ディーラーマニュアルはこちら
https://si.shimano.com/ja/pdfs/dm/RAGN010/DM-RAGN010-02-JPN.pdf
配線は必ず確認しよう!
主に充電ケーブルの接続部分と、エレクトリックワイヤーの接続部分は注意が必要だと思います。
カバーが開いていないか、エレクトリックワイヤーが抜けかかっていないかは必ず確認しましょう。
Di2と併用したい〇〇〇〇
Di2を使うなら、一緒に使いたい物。
それはサイコン(サイクルコンピューター)です。
サイコンとDi2はBluetooth接続することが可能で、サイコンに「ギアの組み合わせ」「ギア比」「Di2のバッテリー残量」などを表示させることが出来ます。
※Di2非対応のサイコンも存在するので、購入時にはスペックを要チェック
STIレバーにはメインのシフトスイッチの他、フードボタンという小さなボタンが搭載されており、そのフードボタンを使ってサイコンの画面を切り替えることも出来ます。

僕のおすすめは、走行時に「ギアの組み合わせを確認できる画面」を設定しておくことです。
使用中のギアが一目瞭然で、いつもより重いギアを使えていたら調子が良いとか、この勾配ならどのギア比を使うかなどの判断がしやすくなり快適ですよ!
僕が感動したDi2の良いところ
機械式からの変更で感動したことがたくさんありました。
変速について
ボタンをクリックするだけでスパスパ決まる。
これは誇張せずに言っていますが、マウスのクリックと一緒です。
しかも、シマノのアプリ(Bluetoothで繋げて)をつかって、ボタンの割り振りも変更も可能で、使いやすくカスタムできます。
そしてサイコンとの併用も最高です!
バッテリーの持ちはロングライドでも十分なほど
ライド中にバッテリーが切れたらどうするの?って良くQ&Aで拝見しますが、バッテリー切れの心配はほぼ無いと感じました。
ライド前に残量を確認する前提ですけど、実際800㎞走っても1度しか充電してないです。
その1回も最初納車して直ぐのことだったので、恐らくフル充電したら800㎞は充電なしで行けるんでしょうね。実際スペック上では約1000㎞となっています。
洗車について
電気で変速してるのに洗っていいの?って疑問があったんですが、こちらも問題ありませんでした。
フロント、リアディレイラーにケーブルが1本ずつ差し込まれているので、これが抜けかかってないかとか、リアディレイラーの充電用ソケット接続部分がむき出しになっていないか。
この2点(配線関連)さえクリアしていれば、じゃぶじゃぶ洗っても問題ありませんでした。
マックオフのドライブトレインクリーナーをリアディレイラーにかけて、バイクプロテクトでコーティングしてとか全く問題なかったです!
最後におさらい
☑ Di2の特徴と洗車方法など
・ 機械式との比較 Di2をおすすめする理由
・ メンテナンス、洗車は超絶簡単
・ Di2と組み合わせて使いたい〇〇〇〇
なかなか手の出せない高価なものですが、優れたコンポーネントであることは間違いありません。
コンポーネントは載せ替えて、また次のフレームにもアッセンブルすることは出来るので、長期間にわたり使い続けることが出来ます。
高いと感じますが、決してそんなことはなく今すぐにでも手に入れるべき最高のコンポーネントだと僕は思います。