こんにちは。keigolianです。
このブログでは皆さんが疑問に思われている事にフォーカスし、その疑問を解決する方法を記しています。

チューブレス化は自分で出来ますか?
チューブレスレディって何なんですか?

今チューブレスを使っているのですが、メンテナンスで注意することはありますか?
今回は、以上のようなチューブレス化に対する質問にお答えします。
☑ この記事の内容
・チューブレス化のメリット、デメリット
・チューブレス化は自分で出来るのか
・チューブレスのメンテナンス方法
チューブレス化やメンテナンスは難しいと思われがちですが、ポイントを押さえれば簡単に行うことが出来ます。
逆にそのポイントを知らないと、難しい作業でもあるので、今回の記事を読んで参考にしていただけると嬉しいです。
チューブレス化のメリット、デメリット
チューブを使用しないチューブレスにはメリットだけではなく、デメリットも存在します。
快適なライドを続けられるように、デメリットも理解しておくことがポイントです!
☑ デメリットを理解しておくことで、チューブレスモデルを最大限楽しむことが出来ます。
チューブレス化 メリット
メリットは色々言われますが、主に以下が挙げられます。
☑ チューブレス化 メリット
・柔らかな乗り心地になる
・軽量化出来る
・低圧(空気が少ない)でもパンクしにくい
・カラフルなバルブが使える
チューブの層が無くなるので、柔らかい乗り心地になります。
チューブの重量は40C前後で約200g(1本)です。これがシーラント剤(70ml)に代わるので、重量は半分以下になります。もっと太いタイヤでは、さらに軽量化することが可能です。
規定空気圧を入れておかないと、リム打ちパンクと言って、チューブがつぶれてパンクしてしまうことがりますが、チューブレスはそれが無いので低圧でも走ることが出来ます。
以上のことを考えると
☑ チューブレス化は主に、タイヤの太いグラベルやMTBで恩恵が高いと言えます。

バルブの色を変えられるのが良いですね!
あとは、タイヤの細いロードバイクでもチューブレス化はおすすめです。
路面をとらえるグリップ力が上がり、特に下り坂やコーナーでも安定した走行が味わえますよ。
チューブレス化 デメリット
デメリットは以下が挙げられます。
☑ チューブレス化 デメリット
・専用のホイールとタイヤが必要(費用がかかる)
・シーラント剤で汚れる可能性がある
・タイヤに穴が開いてパンクした時に手間がかかる
低価格帯の完成車では、チューブレス非対応のホイールとタイヤがついているため、費用がかさむ可能性があります。
自分でチューブレス化やメンテナンスをする場合は、シーラント剤での汚れも煩わしいかもしれません。
パンク時も少し特殊な対応になるので面倒ではあります。
チューブレスレディとチューブレスの違い
チューブレスタイヤには2つ種類があります。
☑ 2つの種類
・チューブレスレディ : 空気+シーラント剤
・チューブレス : 空気のみ
チューブレスディは「空気+シーラント剤」を入れます。チューブレスは空気のみで使用できます。
最近はチューブレスレディの割合が高いと思います。また、チューブレスとして使用できるタイヤにシーラント剤を入れることは効果的なので、チューブレスモデルをあえてチューブレスレディとして使用する場合もあります。
チューブレス化で気を付ける事
自分でチューブレス化する時に注意すべきことは、以下のポイントです。
☑ チューブレス化で気を付ける事
・タイヤとホイールがチューブレス対応であるかの確認
・空気圧の確認
・空気漏れの確認
それぞれを掘り下げて解説します。
タイヤとホイールがチューブレス対応であるか
タイヤとホイール両方がチューブレス対応である必要があります。
下記のようなチューブレスの文字が記載されているホイールとタイヤを選んでください。
☑ チューブレス対応のタイヤ、ホイールを選ぶ
「TLR」「TL」「TCS」 etc
空気は入れすぎず、気持ち少なめに
タイヤ、ホイールには規定の空気圧が刻印されているのが一般的です。
基本的には規定空気圧まで入れた方が良いですが、シーラントを併用するチューブレスレディタイヤは気持ち少な目に空気を入れた方が良いです。
☑ チューブレスレディタイヤの空気圧は気持ち少な目に設定する。
・1 BAR(15 PSI)くらい少なく入れるといいと思います。
理由はシーラント剤でタイヤとホイールの接地面が濡れているので滑りやすく、高気圧だと外れる可能性があるからです。
空気が漏れていないか確認
装着後、シーラント注入後は空気が漏れないか約1日おいて、確認することをおすすめします。
柔らかいタイヤも存在するので、密閉性が弱くシーラント剤がうまく回っていないと、わずかに空気漏れを起こしていることがあります。
実際にチューブレスのメンテナンスをしてみました。
バルブの選択
使用するのはマックオフのチューブレスバルブです。
色はオレンジに変更します。このバルブは空気が入りやすい形状をしているので、ハイボリュームポンプでなくても空気を入れやすいのが良いところです。
シーラント交換の目安は半年
一般的に、シーラントは約半年が経過すると、タイヤ内で水分が蒸発して固まってしまいます。
年に2回はメンテナンスすることをお勧めします。
☑ 半年に1回 メンテナンスをしましょう。
・タイヤを外して、内側の清掃
・新しいシーラント剤の補充
・タイヤが劣化していないかの確認
メンテナンスを実際にやってみました
僕がチューブレスタイヤを使用していた期間や条件
・ 新品の状態から、約9か月間使用
・ 最低でも週1回のライドで使用
・ ホイール、タイヤのメンテナンスは空気入れ以外やっていない
STEP1:タイヤを外す
シーラントは固まったり、ドロドロしておらず、水ですぐに洗い流せる状態でした。液体のままでした。タイヤ裏面には、少し固着が始まってるけど、これなら問題なさそうです。
シーラントリムーバーの出番はありませんでした。
リムはかなり綺麗です。もし、汚れがひどければリムテープを交換して、シーラントリムーバーで汚れを落としてください。
STEP2:バルブを装着します
今回選択したバルブは、MUC-OFFのチューブレスバルブインサートです。
アルミの削り出しで作られているので、値段はお高いです。しかし車体に合わせたカスタマイズの出来るカラーバリエーションがあるのでおすすめです。
装着時、まず1つ目のポイントはここです。
↑ここのゴムの形状、3種類あるのでリムに合うものに交換しましょう。僕は、右側のに変えました。
次はこちらです。MUC-OFFのチューブレスバルブはこの仕様なんですが。取り付けると・・・
ホイールリムにフィットしておらず、少し不安です。もともと純正で装着されていたバルブのパーツを併用して、こんな感じに仕上げました。
こんな感じになりました。
バルブの先端が短いと、空気入れのヘッドがくっつかないことがあるので、お持ちの空気入れ次第では長いバルブを選択する必要があります。
STEP3:タイヤを装着、空気を入れて確認
☑ 確認すること
・タイヤの摩耗度 前後タイヤを入れ替えると均等に使える
・タイヤの進行方向(Rotation)を確認
・シーラント注入前に、空気を入れてビードの確認
タイヤは前後輪で摩耗具合が異なるので、前後入れ替えるといいと思います。
摩耗具合は一目瞭然です。メンテナンス時にはタイヤを前後入れ替えて均等に使えば、同じタイミングで買い替えることが出来きます。
タイヤ取り付けは回転方向に気を付けてください。
タイヤをはめたら空気を入れて、ビードをあげます。
シーラントを入れなくても空気は入るので、まずは空気だけ入れてください。タイヤとホイールがしっかり合うか、ビードが均等に上がるか必ず確認しましょう。
無事にビードが全て上がりました。
STEP4:シーラント補充、そして掃除
最後にシーラント補充です。今回はMUC-OFFのシーラントを使用します。取説にも書いてありますが、タイヤ幅が25C前後なら「30ml – 40ml」入れてください。
シュリンジ(注射器)があると便利です。
こぼさないように入れるためなので、密閉性があって漏れなければなんでもOKです。
ホースを外すときは吹きこぼれるので注意!
シーラント剤がこぼれてしまったら、シーラントリムーバーを使ってください。
リムーバーは匂いがきついので、換気をしながら使ってください。床にこぼれた場合も使えますが、床のワックスも落ちてしまうので注意が必要です。
チューブレスにはメンテナンスが必要です。
少なくとも1年に1度はメンテナンスをしてください。
シーラント剤は空気に触れると固まるという特性から、タイヤの中でも固まってしまいます。
万が一タイヤに穴が開いてパンクした場合に、シーラント剤が固着していては、タイヤの穴を塞ぐことが出来ず本来の機能を果たせません。
自分でやるには荷が重いという方は、スポーツバイク専門店に持っていきメンテナンスしてもらいましょう。
安全に乗れるように愛者チェックはしっかりやりましょうね。最後までご覧いただきありがとうございました。それではまた!